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彦根アンドレアが企画いたしました
JIA環境セミナー2019「自然の力でデザインする」の映像を公開いたします。
持続可能な未来のために、建築ができるアプローチを
3者の立場で講演いただきました。
ドイツ SolarComplex社のベネ ミュラー氏は
地域にあるポテンシャルを活用し
作るエネルギーを軸に、地域共生や環境への負荷をどう最小限に留めるのか
一般社団法人「えねこや」を主宰し、同時に建築家でもある湯浅剛氏は
オフグリットでできた、新しい建築とエネルギーの関係性や
ライフスタイルへの言及と提言
井上洋介建築研究所 主宰の 井上洋介氏は
建築と自然素材の美しい関係性と、自然素材が秘める力強さを
どう自身の建築におていて、表現し活かしているのか
それぞれの切り口で語られるエネルギーと自然、そして建築。
大変興味深く、新鮮な内容になっておりますので
是非、ご覧ください。
近年、今までに経験したことがない異常気象が頻発しており、気候変動がいよいよ顕在化してきたのではないかと懸念されます。今後は温暖化対策として、ゼロエネルギー建築やプラスエナジー建築をはじめとする様々な環境建築が急速に普及するだろうと予想されます。しかし、たとえプラスエナジー建築であっても、建設時には多量の温室効果ガスを発生させるため、温暖化対策が短期的には温暖化を促進することになりかねません。しかし唯一木造建築だけが、建築内部に二酸化炭素を固定し、材料となる樹木の伐採後に植林された若木が二酸化炭素を吸収するという形で、地球の炭素循環にモラトリアムを作り出し、環境への負荷が少ない温暖化対策が行える特性をもっています。今後は木材が、鉄やコンクリートに替わる主要な建築材料として大いに期待されます。今回のセミナーでは、市場に流通する木材を使って、美しく、かつ野心的な中大型建築を次々に実現させている東京大学大学院の稲山正弘先生に、木造の構造デザインのお話を伺います。また、稲山先生の構造設計で建築をデザインされた建築家も含めて、環境建築に取り組む建築家にお集まりいただいて、木造建築デザインの未来について多角的に議論したいと思います。
稲山 正弘(東京大学大学院木質材料学研究室教授)
岩村和夫(東京都市大学教授、JIA 国際交流委員会委員長)
岩本弘光(岡山県立大学デザイン学部教授)
野沢正光(JIA 環境行動ラボ委員長、建築家:野沢正光建築工房)
彦根アンドレア(JIA環境行動ラボ委員、建築家:彦根建築設計事務所)
ファシリテーター:白江龍三(JIA環境行動ラボ委員、環境建築家:白江建築研究所)
”今、何をするべきか?”今何ができるか”考えている、悩んでいる人は大勢いると思います。都会と地方、大事なふるさとへの思いと文化、高齢化社会、子どもの育ち方と育てたい場所、仕事とライフスタイル、安全で美味しい食べ物、家族と友達との楽しい日々。この日々の悩みに追加されたのは、最近、皆さんもきっとうっすら感じていることだと思いますがゲリラ豪雨、竜巻、猛暑、豪雪、放射線、原発依存、資源が枯渇すると言われていること、国際関係。。。日本はどうなんだろ?
ひとりでは何でもかんでも出来るはずがない。でもひとりでも何かできることはあるはずです。
そしてひとりひとりを結ぶと大きな力になります。その結びができて、成果を生んで、笑顔がいっぱいつくれた例があります。建築とアートによるー皆さんが想像できて、分かりやすいー新たな地域づくり。また、皆さんが難しいと思っている。馴染みのないエネルギー面からの地域発展と笑顔づくり。
建築、まちづくりの素晴らしさとエネルギー見直しの達成。自立と自由についての話は、ひとり、ひとり何ができるを導くことに繋がるでしょう。そして、デザイナーはこの2つのことをまた結ぶ面白さにはまるかもしれません。
西沢立衛(建築家、横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)
ユッタ・ガウクラ(ソーラー・コンプレックス社)
彦根アンドレア(JIA環境行動ラボ委員、建築家:彦根建築設計事務所)