Now Loading...
浅川の流れる落ち着いた住宅地に、施主が以前暮らしていた実家がある。施主の幼少時代過ごした建物への愛着を残したいという要望に応えた改修が求められた。それらは既存の柱や天井裏の小屋組みを残し、現しとすることで叶えながら、今のライフスタイルに合った間取りへと変化させた。特に仕切りの多かった1階は壁や戸を無くし、土間ダイニングと小上がりリビングの広々とした1Rとすることで、外からの光が部屋全体に届く、明るく開放的な空間となった。また、木組みのような形状の木造螺旋階段は2階天井裏の小屋組みへと繋がりを持たせてくれる。既存の材と新たに加えられた材が経年変化と共に馴染み、再び住まい手に愛着が持たれる家になることを願う。
作品名 | NIR |
---|---|
所在地 | Hachioji, Tokyo 東京都 八王子市 |
設計 | Andrea Held(Hikone) 彦根 アンドレア |
施工 | Wada koumuten 株式会社和田工務店 |
階数 | 2stories 地上2階 |
敷地面積 | 67.25㎡ |
建築面積 | 29.81㎡ |
延床面積 | 59.62㎡ |
設計期間 | 2018.07-2019.01 |
工事期間 | 2019.01-2019.07 |
竣工 | 2019.07 |
撮影 | Aoya Hikone 彦根 藍矢 |